トラスツズマブ療法とは、細胞の増殖や悪性化に関わる遺伝子HER2(ハーツー)の産物であるHER2タンパクに特異的に結合する抗体(トラスツズマブ)を使ったがん治療法をいいます。
トラスツズマブは、遺伝子組み換えによって作られます。国内では、HER2過剰発現が確認された転移性乳がんの治療薬として、「ハーセプチン」が承認されています。
トラスツズマブは、HER2タンパクを狙って攻撃し、がん細胞の増殖を抑える働きをします。トラスツズマブ療法の抗がん効果は、トラスツズマブ単独では20%程度ですが、タキサン系抗がん剤と併用すると60〜70%と高い効果が見込めるとされています。