腫瘍が出現するはるか前から存在する正常細胞の性質により、がんの悪性度が決定される可能性が新しい研究で示され、米科学誌「Science」オンライン版に2008年8月28日掲載されました。
このような細胞は早い段階で身体の離れた場所へ移動し、がん遺伝子が活性化されるまで何食わぬ顔でそこに留まっているのだといいます。
これは、悪性細胞だけを標的とする治療は効果的ではないことを意味するとのこと。
従来、がんの転移は比較的後期の段階で起こるものであり、原発腫瘍の細胞が十分な変異を経て、さまざまながん遺伝子のスイッチがオンになって初めて生じるものと考えられてきたようです。