理化学研究所は2010年3月2日付プレスリリースで、シアル酸という糖が、細胞死を制御することを発見したことを発表しています。
また、今回の発見は、シアル酸ががんなどの病的血管新生も調節できることを示唆したもので、将来的には、シアル酸などの細胞表面糖鎖を標的とした新たな抗血管新生阻害剤の開発につながる可能性が出てきたことになります。
血管新生は、がんの増殖の際には栄養や酸素をがん細胞に供給し続けるため、がん細胞を死滅させる抗血管新生阻害剤が抗がん治療の重要な戦略とされています。現在では、いくつかの抗血管新生阻害剤が化学療法と併用されているといいます。