2008年6月19日付薬事日報によると、原発腫瘍が、ほかの部位に転移したがん細胞の成長を促進する作用をもつ可能性が、米マサチューセッツ工科大学の研究グループにより示され、医学誌「Cell」の2008年6月13日号に掲載されたそうです。
マウスを用いた実験で、ヒトの乳がん由来の原発腫瘍が、骨髄細胞を使って二次腫瘍の成長に必要な栄養を供給し、離れた場所のがんの成長を促すことが明らかにされました。
研究を実施した研究グループは、原発腫瘍による刺激で転移がんが生じるのだとすれば、そのシグナルを中和するような抗体によって妨害すればがんの拡大を防ぐことができる可能性があるとコメントしています。